花巻駅前から駅前大通界隈
岩手軽便鉄道花巻駅跡
JR東北線花巻駅前周辺は、賢治イメージのエントランスゾーン。駅前広場には、気がつかないような場所まで賢治作品のイメージをアレンジしたモニュメントがいっぱい作られています。
花巻駅から南に大きな歩道と広場があり、その広場入口には岩手軽便鉄道花巻駅跡（解説↓）の石標が建ち『シグナルとシグナレス』が紹介されています。また、その歩道や広場には、賢治作品に登場する動物達や場面をイメージしたモニュメントがいっぱい。さらに交流センター「なはんプラザ」の壁面には、賢治とイーハトーブのイメージメッセージのレリーフが作られています。
それらの作品を楽しみながら整備された歩道さらに南に進むと、「林風舎」があります。賢治の子孫が経営するこの「林風舎」は賢治のエッセンスが凝縮されたような店で、関連商品を購入できるほか軽食や喫茶も楽しむことができます。
林風舎から通りの駅前大通に出て、南に歩くと照井菓子店の看板が見えます。現在は菓子店ですが、ここは賢治が『春と修羅』を印刷した大正活版所の跡で記念の石標が建っています。また、賢治は『銀河鉄道の夜』の中で、小学校から角を3つ曲がった場所にある活版所の場面がありますが、そのモデルの場所と考えられます。
※ちなみのこの照井菓子店の「団子とお茶餅」は絶品です。
JR花巻駅、見回すと賢治のイメージがいっぱい。 |
賢治の花壇があるホテルグランシェール |
「林風舎」は、賢治の総合的な遺産継承と |
なはんプラザ：賢治とイーハトーブの |
賢治作品のモニュメント |
賢治作品のモニュメント |
岩手軽便鉄道花巻駅跡［解説］
岩手軽便鉄道は、明治44（1911：賢治15歳の時）年に設立され、花巻から仙人峠まで開通したのは大正4（1915）年です。現在のホテルグランシェールから、はなんプラザにかけての一帯が駅構内になっていました。
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