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2012-11-17:
「賢治・星めぐりの街づくり」第2回公開フォーラム開催

 平成24年11月17日(土)、花巻市小舟渡の小舟渡公民館で第2回「賢治・星めぐりの街づくり」公開フォーラムが開催されました。今回のテーマは、『銀河鉄道の夜』に代表される賢治と「乗り物」とテーマに、まちづくりを考えること。基調講演と歌の紹介と合唱そしてパネルディスカッションで構成され、終了後「新賢さんグルメ創作料理を味わう会」として創作ランチの紹介と試食が行われました。

米地先生の当時の客車の紹介

米地先生の当時の客車の紹介

第1部の、基調講演は「賢治が描いた鉄道の謎」をテーマに街づくりを考えるという演目で岩手県立大学名誉教授「米地文夫」先生による講演で、賢治の青春期は花巻の近代化が進む時代で発展する花巻の光と影がある時代であり、最後に銀河鉄道の夜に花巻を愛する賢治は、鉄道の物語に思いを託したこと。また、銀河鉄道の謎として、客車構造の矛盾により、銀河鉄道の夜の車両は岩手軽便鉄道の客車の他に東北本線を走っていた客車、つまり銀河鉄道東西線に当たる「岩手軽便鉄道」と、銀河鉄道南北線に当たる「東北本線」がそれぞれモデルになっていることの解説。さらに当時開通していた電車の実際の車両幅のイメージなど解説のあと、賢まちづくりのヒントとして、ジョバンニの切符の活用、ジョバンニのキャラクターの活用、機関車をアレンジした車両や交通手段を生かした街づくりの方向性について提案されました。

歌の紹介

当時走っていた東北本線の機関車と岩手軽便鉄道の機関車の比較と解説

歌の紹介

米地先生による当時の車両の椅子の間の再現した解説

 また、第2部は「歌曲、イーハトーブを歌う」ということで“杉本節子様、祓川りみ子様、藤原幸子様ほかによる「鉄道唱歌」の紹介や合唱が行われました。

 第3部は、街づくりディスカッション「賢治さんと乗り物」をテーマにした街づくりについてというタイトルでパネルディスカッションが行われました。パネラーは(株)文林風舎代表取締役・宮澤和樹様、電車道を歩く会会長・菅原唯夫様、(株)文化タクシー代表取締役・立花徳久様、コーディネーターは(株)文木村設計A・T代表取締役社長・木村清且(賢治・星めぐりの街づくり推進協議会会長)で、花巻駅と温泉の間を走っていた電車の思い出や、現在運航されているワンコインのレトロバスの導入や馬面電車の活用等に関する様々なアイディアなどが紹介されました。

 フォーラム終了後は、新賢さんグルメの創作料理で、パンをメインにしたランチセット「銀河鉄道を味わう」の紹介と試食会が行われました。

銀河鉄道のイラスト
花巻商工会議所 賢治・星めぐりの街づくり推進協議会
〒025-0075 岩手県花巻市花城町10-27 TEL0198-23-3381/FAX0198-23-2324

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